日本において、ED(勃起障害)という言葉や疾患への認知・理解は、ここ10年でかなり浸透してきました。
しかし、患者さん自身が、ED を簡単にチェック(簡易診断)できる評価スケールはこれまで、ありませんでした。
最近、米国において、自己診断型の「勃起の硬さスケール(EHS: Erection Hardness Score)」が開発されました。
これは0〜4の5つのスコアで判定ができ、ED の簡易的診断や治療の効果を評価するツールとして簡便かつ信頼性が高いことが示されています。
この米国版をもとに、日本語版EHS「勃起の硬さスケール」が、2009年に開発されました。
今後、日本語版EHSは、我が国の医療現場で、ひとりでも多くの患者さんに使用していただき、ED治療のさらなる普及・浸透に役立てていただけることを望んでいます。
※EHSの結果だけでEDの診断はできません。あくまでもEDを疑うための目安です。
医療機関の受診をおすすめします。